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基 礎 工 事
工事項目 モデルB(2階建) モデルA(平屋建) モデルC(3階建)
面積205.36u 布基礎長さ77.00m 面積195.43u 布基礎長さ144.24m 面積218.60u 布基礎長さ64.56m
金額(円) u当り(円) 金額(円) u当り(円) 比率(%) 金額(円) u当り(円) 比率(%)
布基礎 654,500 3,187 1,226,380 6,275 196.9 835,406 3,822 119.9
フーチンのみ 24,100 117 37,300 191 162.6 10,237 47 39.9
束石 17,100 83 27,600 141 169.6 11,400 52 62.6
床下換気金物 5,200 25 11,050 57 223.3 6,500 30 117.4
アンカーボルト 9,300 45 17,400 89 196.6 7,800 36 78.8
防湿コンクリート 109,798 535 220,688 1,129 211.2 78,039 357 66.8
土間コンクリート 28,245 138 28,145 144 104.7 24,255 111 80.7
848,243 4,131 1,568,563 8,026 194.3 973,637 4,454 107.8

表中の面積は延施工面積を表す。
比率(%)は各項目の数量を延施工面積で除した値をもとに、モデルB(2階建)を100とした時の対比で表している。布基礎を見てみると、平屋建と2階建では平屋建の方が約2倍近く高くなっている。布基礎の延べ長さの差である。3階建の基礎はその断面寸法が大きい分約25%近い上昇となっている。その他、防湿コンクリートや土間コンクリートは施工する面積に比例している。基礎工事合計金額を見てみると、2階建を100とした時に、平屋建で約1.9倍、3階建で約1.1倍の差となっている。




木 工 事(構造材)
工事項目 モデルB(2階建) モデルA(平屋建) モデルC(3階建)
面積205.36u 面積195.43u 面積218.60u
数量(m3) u当り(m3) 割比(%) 数量(m3) u当り(m3) 割比(%) 比率(%) 数量(m3) u当り(m3) 割比(%) 比率(%)
土台 1.2569 0.0061 4.79 2.3924 0.0122 8.06 200.0 1.7678 0.0081 5.08 132.1
柱材 6.1342 0.0299 23.38 6.9013 0.0353 23.26 118.2 10.5065 0.0481 30.22 160.9
桁、胴差 2.3483 0.0114 8.95 2.4917 0.0127 8.40 111.5 3.6044 0.0165 10.37 144.2
3.2852 0.0160 12.52 1.9782 0.0101 6.67 63.3 4.3992 0.0201 12.65 125.8
床組 3.6167 0.0176 13.79 3.8394 0.0196 12.94 111.6 4.3310 0.0198 12.46 112.5
小屋組 3.0648 0.0149 11.68 5.0247 0.0257 16.94 172.3 3.1517 0.0144 9.06 96.6
筋違 0.8748 0.0043 3.33 1.1664 0.0060 3.93 140.1 0.4320 0.0020 1.24 46.4
その他 5.6533 0.0275 21.55 5.8758 0.0301 19.80 109.2 6.5795 0.0301 18.92 109.3
26.2342 0.1277 100.00 29.6699 0.1518 100.00 118.8 34.7721 0.1591 100.00 124.5

表中の面積は延施工面積を表す。
比率(%)は各項目の数量を延施工面積で除した値をもとに、モデルB(2階建)を100とした時の対比で表している。また割比(%)はそれぞれの総量に対する各項目の割合を示す。
土台の項目の比率(%)を見てみると、平屋建と2階建では平屋建の方が2倍のアップになっている。布基礎ののべ長さの差である。3階建の土台はその断面寸法(135×135)が大きい分32.1%の上昇となっている。
柱材の項目の比率(%)を見てみると、3階建が2階建に対して160%ほど上昇しているのは、3階建の場合、1階の柱を135×135、2、3階の柱を120×120、1〜2階の通し柱を135×135、2〜3階の階の通し柱を120×120にしているほかに、半柱や間柱もこれにつれて断面寸法が大きくなっているためである。一方平屋建が18%上昇している原因は、間柱の数量が平屋建の方が多いためである。
桁、胴差の項目の比率(%)を見てみると、平屋建が11%上昇になっているが、梁を見てみると約37%のダウンである。平屋建の場合屋根荷重のみを受ける小屋梁の断面が小さいことと、ほとんどが桁で間に合うことが考えられる。ために、桁、胴差の数量が増加し、逆に梁の数量が少なくなるわけである。
桁、胴差と梁の合計で見てみると、平屋建4.4699m3に対して2階建5.6335m3、その差1.1636m3、率にして約20%平屋建の方が少ない。同様に、3階建と比較してみると、桁、胴差と梁の項目のそれぞれどちらも3階建の方が大幅な上昇になっている。桁、胴差と梁の合計で見てみても、2階建5.6335m3に対して、3階建8.0036m3、その差2.3701m3、率にして約30%3階建の方が多い。これは3階建の場合、桁、胴差の断面寸法が1、2、3階全て120×120、梁巾を同様に120にしているからである。
床組の項目の比率(%)を見てみると、平屋建、3階建ともに10%強アップしている。床組の構成部材は、大引、根太、根太掛、床束であるが、平屋建の場合、殆どが大引の差、3階建の場合、大引と床束の材寸105×105、3階部分の床根太45×105が影響している。
小屋組の項目の比率(%)を見てみると、平屋建が70%強増加している。これは屋根面積の差と言っても良い。この件は屋根に関する部材変動のところで詳しく述べることにする。3階建の小屋組材が屋根面積の差の割に比べて、あまり差が無いのは部材の大きさが影響している。
筋違の項目の比率(%)を見てみると、平屋建が40%アップ、3階建が50%強ダウンしている。平屋建の場合耐力壁の壁量計算上は、筋違の本数としては少なくても充分クリアーする。ところがバランスの良い配置を考えると、どうしても本数としては多くなる傾向にある。その結果が出たものである。一方、3階建の原因としては、耐力壁を筋違と構造用合板との併用としたために、筋違そのものの本数が減った為である。
その他の項目はには、窓台、まぐさ、胴縁、野縁等が計上形状されている。平屋建も3階建もともに約10%の増加である。要因はこれまで述べてきた内容と同じと見て良い。



屋 根 ・ 樋 工 事
工事項目 モデルA(平屋建) モデルB(2階建) モデルC(3階建)
面積195.43u 屋根面積276.39u 面積205.36u 屋根面積159.13u 面積218.60u 屋根面積124.94u
金額(円) u当(円) 比率(%) 金額(円) u当(円) 比率(%) 金額(円) u当(円) 比率(%)
葺上材 746,253 3,819 182.5 429,651 2,092 100.0 337,338 1,543 73.8
葺下地材 281,917 1,443 182.5 162,312 790 100.0 127,438 583 73.8
屋根計 1,028,170 5,261 182.5 591,963 2,883 100.0 464,776 2,126 73.8
たて樋 53,820 275 99.1 57,060 278 100.0 59,040 270 97.2
軒樋 87,240 446 137.2 66,816 325 100.0 64,632 296 90.9
あんこう 18,200 93 170.8 11,200 55 100.0 8,400 38 70.5
樋 計 159,260 815 123.9 135,076 658 100.0 132,072 604 91.9
1,187,430 6,076 171.6 727,039 3,540 100.0 596,848 2,730 77.1

表中の面積は延施工面積を表す。
比率は各項目の数量を延施工面積で除した値をもとに、モデルB(2階建)を100とした時の対比で表している。
屋根工事計の比率を見てみると、平屋建は、2階建に比較して82.5%も上昇している。これは明らかに屋根面積の差によるものである。3階建との比較においても同様の理由で26.2%のダウンになっている。
樋工事についても同様に、平屋建で23.9%アップ、3階建で8.1%のダウンである。
屋根工事計と樋工事計の合計では、平屋建で71.6%アップ、3階建で22.9%のダウンである。
屋根面積の大小は、構造材や外装工事への影響に連動してくるため、あまり複雑な屋根構成は避けるべきである。



外 装 工 事
工事項目 モデルA(平屋建) モデルB(2階建) モデルC(3階建)
面積195.43u 外壁面積219.40u 面積205.36u 外壁面積244.49u 面積218.60u 外壁面積363.19u
価格(円) u当(円) 比率(%) 価格(円) u当(円) 比率(%) 価格(円) u当(円) 比率(%)
外壁仕上材 767,900 3,929 94.3 855,715 4,167 100.0 1,271,165 5,815 139.6
外壁下地材 131,640 674 94.3 146,694 714 100.0 217,914 997 139.6
軒裏仕上材 59,112 302 140.0 44,360 216 100.0 50,552 231 107.1
軒裏下地材 66,501 340 140.0 49,905 243 100.0 56,871 260 107.1
外壁・軒裏計 1,025,153 5,246 98.2 1,096,674 5,340 100.0 1,596,502 7,303 136.8
基礎巾木仕上 41,986 215 393.9 11,200 55 100.0 8,400 38 70.5
1,067,139 5,460 101.2 1,107,874 5,395 100.0 1,604,902 7,342 136.1
(アルミサッシ数) 25ヶ所 27ヶ所 31ヶ所

表中の面積は延施工面積を表す。
比率は各項目の数量を延施工面積で除した値をもとに、モデルB(2階建)を100とした時の対比で表している。外壁仕上材と同下地材の比率を見てみると、平屋建は、2階建に比較して5.7%のダウンであるが、3階建と比較すると、39.6%の大幅なアップである。これは明らかに外壁面積の差によるものである。3階建の外壁面積が極端に多くなっているのは、平面形状に凹凸が多いことと、バルコニーそのものの壁長さが、長いことやデザイン上そのまわりに袖壁を設けたことによる。設計上やたらと凹凸を付けたり、デザインによっては、こんなに差が出るという良い見本である。尚、3階建の場合、外装材の下地として構造用合板を使用しているので、これを加算するともっと大きな差になる。
軒裏仕上材と軒裏下地材の比率を見てみると、平屋建が40%、3階建が7%それぞれアップしている。平屋建のアップした理由は屋根面積の差と解釈して良いが、3階建の場合は建物の凹部にも屋根をかけている、その分がアップしている原因である。屋根面積の大小が、構造材や外装工事への影響に連動してくる良い例である。
ところが、外壁・軒裏計を見てみると、平屋建は2階建とほぼ同じ、3階建は約37%のアップである。基礎巾木仕上を加算しても、同様である。従って外装工事に関しては、平屋建と2階建は比率的に見て同じ、3階建は約36%の上昇になることがわかる。外部の開口部の大きさや数量によって、外壁面積に影響が出る。参考までにアルミサッシのヶ所数を表示した。


                      
 
 
本体工事分析データ@(建物単価)
項 目 モデルB(2階建) モデルA(平屋建) モデルC(3階建) 平均値(参考)
延床面積 187.14u
(56.50坪)
184.66u
(55.75坪)
192.52u
(58.12坪)
188.11u
(56.79坪)
延施工面積 205.36u
(62.00坪)
195.43u
(59.00坪)
218.60u
(65.99坪)
204.46u
(62.33坪)
延柱本数
延間仕切長さ
115本
182,455mm
126本
181,090mm
155本
224,543mm
132本
196,029mm
本体工事合計金額 1617万円 1,801万円 差額(円) 比率(%) 1856万円 差額(円) 比率(%) 1758万円
坪当り単価 286,191 323,110 36,919 112.9 319,313 33,122 111.6 309,538
u当り単価 86,400 97,546 11,146 112.9 96,399 9,999 111.6 93,448
m3当り単価 32,806 38,404 5,598 117.1 35,374 2,568 107.8 35,495
柱1本当り単価 140,599 142,958 2,359 101.7 119,734 -20,865 85.2 134,430
間仕切m当単価 88,618 99,469 10,851 112.2 82,651 -5,967 93.3 90,246

(表の見方)
分析データ@の表中の比率はモデルB(2階建)を100とした場合の比率です。
1.坪単価とu単価で見てみますと、平屋建で約13%、3階建で約12%の価格アップです。
2.m3単価で見てみますと、平屋建で17%、3階建で約8%で9%の価格アップです。
この二つのデータで面白いのは、例えば平屋建と2階建を比較した場合、m2単価での上昇率よりも、m3単価の上昇率がかなり高いことです。これは延床面積と延施工面積の差の違いからきています。
3階建の場合、内外部の仕様が実際には防火基準上の規制をクリアーしなくてはいけませんので、表中の価格よりも高くなると思われます。




本体工事分析データA(工事項目別見積書)
工事項目 モデルB(2階建) モデルA(平屋建) モデルC(3階建)
金 額(円) 割(%) 金 額(円) 割(%) 差額(円) 金 額(円) 割(%) 差額(円)
仮設工事 811,962 5.0 760,463 4.2 -51,499 930,394 5.0 118,432
★基礎工事 868,473 5.4 1,605,713 8.9 737,240 995,477 5.4 127,004
★木工事 6,756,996 41.8 6,700,913 37.2 -56,083 7,825,296 42.2 1,068,300
★屋根工事 448,746 2.8 779,419 4.3 330,673 352,330 1.9 -96,416
★外装工事 980,392 6.1 961,601 5.3 -18,791 1,404,344 7.6 423,952
★板金工事 254,647 1.6 209,873 1.2 -44,774 438,016 2.4 183,369
左官工事 142,706 0.9 165,414 0.9 22,708 94,058 0.5 -48,648
タイル工事 496,540 3.1 517,720 2.9 21,180 347,560 1.9 -148,980
内装工事 1,518,579 9.4 1,502,496 8.3 -16,083 1,470,479 7.9 -48,100
金属製建具
工事
2,569,248 15.9 3,042,792 16.9 473,544 3,081,504 16.6 512,256
木製建具
工事
574,700 3.6 785,400 4.4 210,700 857,500 4.6 282,800
ガラス工事 191,346 1.2 257,326 1.4 65,980 218,956 1.2 27,610
★塗装工事 210,885 1.3 263,629 1.5 52,744 221,649 1.2 10,764
雑工事 343,661 2.1 460,009 2.6 116,348 321,226 1.7 -22,435
工事合計
金額
16,168,881 100.0 18,012,768 100.0 1,843,887 18,558,789 100.0 2,389,908

(表の見方)
割(%)は本体工事合計金額に対する各工事項目ごとの割合を示します。
この比率は例えばあらかじめ総工費が決まっている場合に、各工事毎の金額をはじき出すのに便利です。
★マーク(基礎・木・屋根・外装の関連工事)の合計が本体工事全体に占める割合は約60%になります。

工事項目毎に見てみますと、次のようなことがわかります。
仮設工事 ■3階建の場合の足場損料によるコストアップは当然でしょう。
基礎工事 ■平屋建と2階建で比較した場合、平屋建の方が2階建よりも倍近くコストアップになっています。これがために、単価を押し上げる大きな要因になっています。3階建の場合、建築地の地盤の状況もあり、構造計算の結果によってはかなり高くなることも考えられます。
木工事 ■3階建は、別表のような構造材を使用するために、かなりのコストアップとなります。敷地の有効利用の点では論を待ちませんが、3階建にする価値があるかどうか、コストとの見合いを余程うまく考える必要があります。
屋根工事 ■平屋建と3階建を比較してみますと、およそ倍の価格差があります。これは平面形状上の差がそのまま出ています。
外装工事 ■3階建の外壁面積面積の差がそのままコスト差になっています。
板金工事 ■平屋建と3階建のコスト差が約2倍です。竪樋と軒樋の数量の差です。
タイル工事 ■3階は浴室をユニットバスにしてありますので、その分、タイル工事にかかる費用が少なくなっています。

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